テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、クレー）は大会１４日目の６月９日、女子シングルス決勝が行われ、第２シードのＭ・シャラポワさん（ロシア）が第２１シードのＳ・エラーニさん（イタリア）に6-3, 6-2のストレートで勝利し、自身初となる全仏タイトルとともに、生涯グランドスラム達成となりました。
決勝に進出したことにより、最新の世界ランキングで１位に返り咲くことが決まっているシャラポワさんは、初めてのグランドスラム決勝進出となったエラーニさんに対し、試合開始から４ゲームを連取しました。
第１セット第５ゲームでブレークバックに成功したエラーニさんでしたが、その後はサービスキープを続けたシャラポワさんが第１セットを先取しました。
第２セットのオープニングゲームでブレークに成功したシャラポワさんは、再三のブレークピンチを全て切り抜けると、第５ゲームで２度目のブレークに成功して４－１とリードを広げたのです。
２０００年のＭ・ピアースさん（フランス）以来となる全仏での単複２冠がかかるエラーニさんは、第６ゲームでブレークバックに成功しました。しかし、第７ゲームでこの試合５度目のブレークに成功したシャラポワさんが、ゲームカウント５－２でサービスゲームを迎えました。
第２セット第７ゲーム、ブレークピンチがありながらも３本目のマッチポイントでエラーニさんのドロップショットがネットにかかりました。、シャラポワさんは喜びを爆発させ、コートに膝をつき、両手で顔を覆いました。
シャラポワさん、怪我に苦しめられましたものね。
本当におめでとうございます。