網野智世子さんの中国語入門


中国語を習得した方法?【網野式中国語入門】




【網野式】動詞フォーカス中国語入門 ◆約6時間のネイティブ音声付き ◆メールサポート付き 〜初心者から本気で本物の中国語を身につけたい方へ〜



こんにちは。網野智世子です。

メールをお読みの方からご質問を いただきましたので、 ご紹介させていただきます。

▼以下が頂いたメールです (読みやすいように少し編集してあります)

「網野先生、お世話になっております。
◯◯と申します。
いつもメール拝見させていただいておりまして、 大変参考になっています。
あと、読み返せるように、プリントして保存してあります。

私は中国語を学習したいと思っているのですが、 平日は夜遅くまで仕事があり時間があまり取れそうもないのと、 根気があまりつづかないほうなので まだ手出しできずにいます。

そこで一点ご質問させていただいたいいでしょうか??

網野先生は、どのような方法で中国語や、 そのほかの言語(20言語も・・・汗)を 習得されたのですか?
不躾なお願いで恐縮ですが、お教えいただければ ぜひ参考にさせていただきたいと思います。」

▲メールおわり

メールありがとうございます。

毎日多くのメールを頂きますため 一件一件のお返事はできかねるのですが、
しばしば同様のご質問をいただくことが ありますので、 こちらでご返答させていただきますね。

私が中国語の勉強、
いえ、
私が本格的に最初の語学である「英語」 の勉強を本格的に始めた頃まで遡って お話いたしましょう。

語学学習そのものとは話が ずれてくるかと思いますが、
何かを学習して習得する、

というプロセスの根本は 語学学習と共通する部分が多いため、 少しお付き合いください。

話は15年以上昔に遡ります。

私は大学在学中より、 資格試験の勉強をしていました。

絶対に受かりたい資格だったので、 それこそ文字通り朝から晩まで現況、 という状態でした。

その資格試験は

”司法試験”

弁護士や検事、裁判官になるための 試験ですね。

当時の私は、弁護士を目指して 勉強していました。

現在は「法科大学院」等の 新しい制度により状況が変わっていますが、 今から15年以上前のこと、

司法試験に受からなければ、 何も始まらない、

という状態だったのです。

当時の合格率は2%程度の 超難関試験。

当時の私は、心から憧れていました。

国境を軽々と越えて、 世界を舞台に活躍する国際弁護士。

今日は東京で、来週はニューヨークで クライアントと打ち合わせ。

ロンドンも結んだ電話会議もこなし、 帰りは香港に立ち寄りランチミーティング。

クライアントを握手を交わして 颯爽と東京に帰ってくる。

当然英語、中国語は堪能で、

決して奢らず、 不当な権力には立ち向かい、 弱き者の力となる・・・。

今から思えば少し大げさな ヒーロー像ですが、

当時の私は、 本気でそんな理想の人間像を、 思い描いていました。

しかしいざ現実に戻ると、

机の上どころか床の上も 数十冊の本で足の踏み場もなく、 途中で開いたまま伏せてある本たちが さらに乱雑さを印象づけており、

寝不足で目は乾き赤くなり、 一日中勉強のため家に篭っているため、 人と話す機会もほとんどない。

人に会わないと外見にも 気をつかわなくなるため、

一度そうなるとますます人に 会いたくなくなるという悪循環。

・・・

毎日10時間勉強したら合格する。 いや、毎日13時間勉強しないと無理だ。

受験生間ではそんな噂までまことしやかに 囁かれ、

万一友人の誰かが先に合格すれば、

表面上は祝福こそすれ、

内心では悔しさと悲しさ、 憎悪にも似た感覚にとりつかれて 眠ることすらままならなくなる。

そんな日々を過ごしていました。

今、これを書いていて、 当時の自分を思い出してしまって、

胸がキュッと締め付けられるような 感覚を思い出してしまいました。

大学在学中から勉強をはじめ、 卒業後も勉強のため定職につかず。

周囲の友人は次々と 有名企業や大手外資系に就職したり、 華やかに結婚式を挙げたり、

人生の駒をどんどんと進めていきます。

私は彼ら彼女らより もっと立派な人になってみせる、

そう思っても、 やはり現実は、 あの部屋に戻って とにかくがむしゃらに勉強しなければ ならない。

そうしなければ、何も進まないし 私の人生は始まらない。

自分はなんてダメなんだ。
もっと勉強しないからダメなんだ。

そう自分を追い詰めて、 日々が過ぎていきました。

そのため、 私の20代は、職歴はアルバイトしか ありません。

それも勉強優先のため、 あまり長続きしませんでした。

社会に出て人生を最も謳歌するであろう 20代を、 私は一人部屋の中で、法律の問題集と ともに過ごしました。

毎年毎年、 司法試験を受験しては

不合格。

試験のチャンスは1年に一度しか ありません。

仮に合格点に1点不足でも、 不合格の場合には翌年まで丸一年、 チャンスは消滅するわけです。

そんな生活が、

7年以上も続きました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

共感していただける方もいれば、
なんでもっと早く見切りをつけなかったのか、 と呆れる方もいることでしょう。

でも、 当時の私はそれしか目標に無かったのです。

みんながどんどんと前進していく中、 私が一発逆転、 皆をあっと言わせるには、 これしかない。

と自分自身を追い詰めていたからかも しれません。

さらに恐ろしいことには、 仮に1日15時間勉強したとしても、 合格する保証は一切無い、

ということです。

1日15時間勉強すれば必ず合格する、 というものだったら、 そんなに楽なことはない、 と当時の私なら思ったことでしょう。

問題は、もし努力の方向性や 勉強の方向が間違っていたとしたら、

極端に言ってしまえば生活時間の 100%を勉強に充てたとしても、 一生合格できないということもあり得るのです。

私にはこの点が最も恐怖でした。

努力は、必ず報われるというわけではない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当時の私だ出した、 最終的な結論です。

もうすぐ30歳になろうというときに、 私はついに司法試験を諦めました。

7年以上も、 毎日勉強。

それなのに受からない・・・。

私の努力の方向性は、 勉強の方向性は、

間違っていたのです。

頑張って頑張って、 ゴールとは全く別の方向に、

走っていたのです。

どんなに頑張っても、 方向性が間違っていたら決して ゴールに近づけない、

これは語学学習にも共通する ものだと思います。

多くの人が中学生の頃から10年 以上も英語の授業を受けているのに、

英語が実用的に使える人がこれだけ 少ないのは、 冷静に考えると不思議なことだと 思いませんか?

何か、 勉強の方向性が間違っている のではないでしょうか。

せっかく同じ努力をするのであれば、 ゴールに確実に近づける方向を選択する、

これが誰しもが望むことだと思います。

(ただ、人間はどうしても自分のことに なるとどうしても、わからなくなってしまう 傾向があるのかもしれませんね。

昔の私は、まさにそうだったと思います)

昔の私の話に戻りますと、

私はついに30歳になりました。

30歳になって、 職歴もない、特技もない。
そんな自分い愕然としました。

30歳と言えば、 既に様々な専門スキルを身につけて、 最前線で活躍している方も多いのでは ないかと思います。

私は焦りました。

何も無いなかで、 思いついたのが

英語

の勉強でした。

正直、それまで英語について専門的に 学習したことはありませんでしたが、 もともと国際的に活躍する人物像を 理想としていただけに、

英語を話せたら格好いい

というのが一番の本音だったと思います。

そこで英語の学習を始めたわけですが、 どうしても勉強しては忘れ、 勉強しては忘れ、という とても効率の悪い学習者でした。

どうしたらもっと効率的に学習できるのか?

そもそももっと早く英語学習を初めている人 がいるのに、自分は既に30歳という 遅れをどう取り戻すのか?

という焦りが重なって、 効率は余計に悪くなっていきました。

そこで私が思いついたのが、 語学をもっと論理的に分解してみる 方法です。

そのなかでも私が着目したのが、

「動詞」

でした。

以前メールでの触れたことがあると思いますが、 英語や中国語は「動詞」の地位がとても 高い言語です。

動詞が文章を支配し、 配下においていると言っても過言では ありません。

その動詞をメインに攻略して、 その他の付属品を後から動詞にあてはめて 考えるという方法はどうか?

と仮説を立てました。

動詞は時間とともにあり、 時間の流れを示しています。

文章はそもそも、

人がどう思った、 何があった、 何をする、

というような歴史や未来、つまり 「時間の流れ」を伝える道具なのではないか、

という点に気づいたのです。

それからは、 動詞を中心に語学学習を進める ことによって、

その後の4年間で

英語をはじめ、
中国語や韓国語、
フランス語、
スペイン語、
イタリア語等々、

合計すると10ヶ国語で プロ翻訳者として活躍できるまでの スキルを身につけることができました。

また、 英語の次に中国語を学習しはじめたきっかけは、 やはり「話者人口の多さ」です。

中国語の話者人口は、 約13億人で世界一と言われています。

(英語の話者人口や約5億人ですから、 中国語は英語よりも2.5倍以上も話者人口 が多いんですね)

そのため、語学を習得する上で、 そして将来性という面から考えても 中国語がダントツだと考えたからです。

私も「動詞」に着目する前に、 当時のNHKラジオ講座で中国語を少し 学習したことがあったのですが、

私にはどうもとっつきにくく感じ、 教材を2〜3ヶ月分購入しただけで、

結局はほとんど何も身につかないまま 挫折してしまいました。

その後、「動詞」に着目した 「動詞メソッド」と私が名付けた方法で 英語を習得してから、 中国語を学習した時には、

以前とは景色が全く違って見える感覚を 味わいました。

参考書から、 動詞がまず浮き出て見えるような感覚で、 私自身も驚いたのを覚えています。

言語は、人間と人間のコミュニケーションです。

実際、人と話すときには抑揚や身振り手振り が入ります。

それがコニュニケーションの大きな手助けに なっているのですが、平板な文字の上では 全てが静的に固定され、 何も動きません。

その時に、 紙に不着したインクの集合体が、
活き活きを命を取り戻して 踊りだし、語りかけてくる、

そんな体験の手助けとなり、 そのとっかかりとなるのが「動詞」です。

では、その動詞を使って、 まず何をするのか。

中国語を習得するのに、 動詞がどう役に立つのか。

中国語を身につけたいあなたは、 まず今日から何をすればいいのか。

その方法をまとめたのが、 こちらのサイトです。

 ↓↓

【網野式】動詞フォーカス中国語入門 ◆約6時間のネイティブ音声付き ◆メールサポート付き 〜初心者から本気で本物の中国語を身につけたい方へ〜

サイトの内容は少し長く感じて、 ざっと見て終わりにしている方が いるかもしれませんが、 このサイト内容だけでも重要な ヒントが多く隠されています。

中国語を身につけたいとお考えであれば、 少しお時間を取って、 最初から最後までご一読ください。

網野智世子




網野先生からのメール


1.中国語と動詞

2.中国語と時間の流れ

3.中国語と漢字

4.中国語の落とし穴

5.中国語の落とし穴(2)

6.中国語の習得しやすい点とは?

7.中国語の文型?

8.中国語を習得した方法?

9.ご質問をいただきました

10.内容について

11.中国語の辞書はどうやって選ぶ?

12.英語にも・・・



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