網野智世子さんの中国語入門


中国語と漢字【網野式中国語入門】




【網野式】動詞フォーカス中国語入門 ◆約6時間のネイティブ音声付き ◆メールサポート付き 〜初心者から本気で本物の中国語を身につけたい方へ〜



こんにちは。網野智世子です。

今日は、多くの方が興味をお持ちの
「中国語と漢字」
について書いてみたいと思います。

中国語は、ご存知のとおり漢字を使用 しています。

中国大陸では日本語の漢字より簡略化 した「簡体字」を使用していますが、 文字を見ればなんとなく意味がわかる ことも多いですよね。BR>
そのため、「漢字」という有力資源を 保有している私たち日本人にとっては、 「中国語の習得はやさしいのではないか」 とも思えます。

いままで同様の質問は本当に多く いただきました。

確かに、中国語の文法事項の中には 日本語よりも簡易なものが多くあり、 さらに「漢字」が読み書きできる私たち にとっては、

「中国語は学びやすい言語である」

と言えることは確かでしょう。

あなた:なるほど。それなら、今すぐ初めなければ損ですね。     既に初めている人も多いし、遅れを一気に取り戻すぞ!

網野:い、一旦少し落ち着いて、    もう少し具体的にお話させていただきますね

少し専門的な話になりますが、 日本語と中国語は同じ漢字使用言語 であるにも関わらず、

日本語と中国語は系統の異なる言語なのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私も当初、日本語と中国語では似た単語も ありますので、同系統の言語かと思っていましたが、
中国語の理解が進むにつれてはっきりと、 系統が異なる言語だということが実感できました。

では、それぞれどのような系統の言語なのでしょうか?

それは、日本語がどのような言語系統に属するかというのは、
実は謎(!)で、厳密には定められていません。

しかし、一般に

「ウラル・アルタイ諸語」

といわれる言語と語順・文法規則などの点で 共通する点が多いといわれています。

そして韓国語とは語順や動詞などの活用パターンが よく似ていて、語彙も特に漢字を使うものに 共通類似のものが多いです。

ところが、中国語は明確に 「シナ・チベット系言語」 という言語に属することがわかっています。

話者の人口からいって中国語は 「シナ・チベット系言語」の代表的な言語といえます。

シナ・チベット系統言語の特徴は、

・動詞も名詞も形容詞もまったく活用しないこと

・単語が「声調」とよばれるトーンを持つこと

です。

「動詞も名詞も形容詞も活用しない」ということは 私たちにとってはとても学習しやすい要素になります。

例えば外国人が日本語を学ぶ際に、 漢字やひらがなの読み書きに次いで時間を使うであろう 述語の活用もありません。

もしあなたが外国人で これから日本語を学習するとしたら、

例えば日本語の「動く」に対して、

「動かない・動き・動くなら・動くとき・動けば・動け・・・」

という活用を一から暗記していかなければなりません。

しかもそのパターンは一様でなく、動詞や形容詞によって 様々な活用がなされます。

正直、気の遠くなるような作業ですよね・・・。
既に日本語を身につけておいて良かったと思います。

日本語を取得されている外国人の方は 大変な努力をされたのだと思います。

中国語の話に戻りますと、 中国語の場合は、動詞の時制変化もありません。

私たちが英語を勉強していて悩まされるような

「過去去形を使うか、過去進行形を使うか」

とか、

「現在形を使うか未来形を使うか」

ということを考える必要がありません。

つまり、英語の

get-got-gotten

のような動詞の現在・過去・過去分詞などの暗記が 中国語では必要ないのです。

上記のように、
中国語で動詞も名詞も形容詞も「活用しない」
ということは、

動詞の活用などの「暗記作業」が一切不要

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ということです。

これは、義務教育から含めて英語の学習で 苦労してきた私たちからみれば 夢のような話ではないでしょうか・・・。

また、メールしますね。

網野智世子




網野先生からのメール


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5.中国語の落とし穴(2)

6.中国語の習得しやすい点とは?

7.中国語の文型?

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9.ご質問をいただきました

10.内容について

11.中国語の辞書はどうやって選ぶ?

12.英語にも・・・



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